先日、森のようちえん参加の保護者対象のワークショップを行いました。
  ここでは内容には触れられませんが、お母さん同士の出会いやいろいろな気づきがあった、
  とてもあたたかい時間となりました。
  
  日常は子育てに忙しく、頭の中は自然と子どものことが最優先です。
  仕事に追われている人もいるかもしれません
  自分を見つめること、自分の感情に気づくことすら難しいのが現状でしょう。
  「良き母親」であろうとするあまり、自分を追い込んでしまうこともあると思います。
  そして、そんな苦しさを打ち明けられずに、一人で抱え込んでいる。
  毎日顔を合わせているパートナーや家族には、意外と話せていないものです。
  
  「ただ聴く」こと。
  
  でもそもそも完璧な親、完璧な人間なんていません。
  人が子を持ち、子育てをしながら少しずつ「親」へと成長していくんだと思います。
  ただ人に「成長しろ成長しろ」と言われてやる気のでる人はほとんどいない。
  がんばっていても途中で電池切れてしまったり、逆に自分を追い込んで苦しくなってしまうことも。
  
  必要なのは、シンプルなこと。
  話をきいてもらうこと、
  受けとめてもらうこと、
  認めてもらうこと。

  「いつも子育てがんばってるんだね。」
  「今すごくつらいんだね。」と。
  まるごと受けとめてもらうと、自然と勇気がわいてきます。
  日常の問題そのものが解決されたわけではなくても、本人が前向きになり、
  そのことに向かいあうパワーを持ちます。
  これは私自身の体験として、深く気づいたことでもあります。
  
  大人もガイア自然学校へ。
  
  本当にその人の話を共感をもって聴くということで、人の力になれるんだということを、
  最近改めて実感しています。
  「子育てワークショップ」を来年度より始めます。
  ガイア自然学校にいろんな思いを持って参加していただいている一人ひとりの方との出会いを、
  心から楽しみにしています。