最近、いろいろな人の前で話をする機会が増えている。
  
  11月には大学生の前で、今月は高校生に、
  そして来年2月には企業経営者の前で話をさせていただく機会をいただいた。
  全て人のご縁がきっかけだ。
  
  学生向けに話す機会を得たのは
  「NPO法人富山・イタズラ村・子ども遊ばせ隊」の早川隆志氏
  (2013年2月号のガイア通信でも紹介)の熱意と力によるものだ。
  氏が担当する講義やゼミの中でのゲスト講師という形で講演した。
  
  終わってみると、想像していた以上に
  自分自身にとって良い機会だったと感じている。
  
  内容はガイア自然学校の紹介ではなく、守屋謙という個人の人生についてだ。
  
  自分が学生時代に何をしてきたか、
  社会人になり、富山への移住、結婚、転職そして独立するまでに
  出会った人たちや、身にしみこんでいる考え方を話した。
  
  
  
  若者たちに一番伝えたいことは何かを考えた時、自分の中から出てきた言葉は、
  「好きなことを仕事にしよう!自分の好きなことで社会や人に貢献しよう!」
  だった。
  
  なぜそう思うのか、どうすればそうなれるのかを
  自分の体験談を通じて一生懸命伝えたつもりだ。
  反対意見も含めて、学生の感想レポートを読むのが楽しみだ。
  
  
  
  この講義の時、ガイアのGリーダーも何名か教室に来て話を聴いてくれた。
  
  後日、「ラガーのあんな話、初めて聴いた。」と言われハッとした。
  
  一番身近で大切なGリーダーたちに、
  ガイアの理念や大切にしたいことは伝えていても、
  自分自身を伝えられていないことを反省した。
  
  
  
  今回の講演で感じ得たものは、
  
  「自分を語ることによって、自分自身が相手に親近感をおぼえる」
  ということだ。
  
  であれば、毎年ピッカピカの18歳新大学1年生が入ってくる
  Gリーダーというボランティア組織を、年々おじさんになっていく
  自分たち(ろっくん含む。笑)が束ねていくためには、
  おじさんがもっと自らを語らなければ!と思うのだ。
  また会員の親御さんたちにも、自分たち自身のことをもっと伝えられれば、
  今以上に親近感をもってお付き合いできるのではと思った。
  
  早速、この原稿を書いている数日後の夜に、
  事務所にて自由参加の「ラガー半生を語る!会」を企画した。
  1人でも2人でも、来てくれたGリーダーに一生懸命伝えようと思う。
  
  そしてなんと、まさしく今、
  会員の親御さんから小学校での講演依頼のメールが届いた。
  
  偶然か必然か、ご縁に感謝!
  【文:守屋 謙】