もうすぐ夏休み!子どもたちには楽しみで仕方ない季節ですね!
  ガイア自然学校にとっても、たくさんの子どもたちとの「自由なキャンプ」三昧の日々がスタートします!
  
  「自由にあそんでいると危険じゃないのか?」と時々聞かれます。
  私たち親世代が子どもの頃は、今ほど「安全安全」と言われていなかったと思います。
  今でも「スリル感が楽しい!」という感覚はみなさん少なからずお持ちだと思います。
  私自身も小学生の頃、無茶してあそび、怪我をするということがよくありました。
  しかしその経験から学び、自分の限界を知ったり、身を守ったりできるようになったものです。
  子どもたち自身が、自然の中で危険を感じた時にそれをちょっと楽しんだり、
  回避する力をつけることが大事ではないでしょうか。

  そのためには大人がルールばかりで縛り付けてキャンプをしても、体験が生まれません。
  なので、ガイア自然学校では、「危ない=禁止」ではなく、
  その一つ一つのリスクを確認し、評価し、対処しています。
  
  例えば野外自炊の場面を想定してみましょう。
  1年生の子がナタで薪割りをやりたいといいます。
  そんな時「危ないし無理だからダメ」では体験がありません。
  近くにいるリーダーが、正しい使い方を教えたり周囲の安全を確認してやらせてみます。
  どこまでやらせてあげられるかの判断は、リーダーの経験幅であったり、
  その子の様子であったり、周囲の状況によって変わります。
  
  それを「フィーリングリミット」と呼んでいます。
  人も自然もいきものであり変化していくものです。
  リミットも変化しうるものとして柔軟に捉えています。
  Gリーダーひとりひとりがアンテナをはり、子どもの様子、自然の状況などを把握し、
  総合的に判断するのです。それは決して簡単なことではありません。
  「ホンモノの体験を」と願い、ここに取り組み続けることが、
  ガイア自然学校が提供するキャンプの価値だと思っています。

  Gリーダーは若いがゆえに経験が少ない部分もありますが、毎週の研修や活動でどんどん成長していきます。
  そして若さ、体力、元気があるからこそ、できることもあります。僕もまだまだ負けられません!(笑)
  さあ、今年もキャンプでお待ちしております!