今年度もガイア自然学校の夏はあっという間に終わり、
  森の中で様々な恵みをいただける秋になりました。もう冬はすぐそこですね。
  
  今夏のキャンプにご参加いただいた皆様にお送りしたアンケート、
  たくさんの方にご回答いただきました。
  この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
  
  楽しかった思い出を読み、
  嬉しくなるようなメッセージ、活動を応援していただき、
  スタッフやGリーダーを気遣っていただくお言葉に感動しました。
  何より子どもたちの「またいきたい!」という力強い文字を見て、
  元気をもらいました。
  
  
  今回はアンケートの中にあった質問の
  「嫌だったこと、残念だったこと、不満だったこと、改善してほしいこと」
  について触れたいと思います。
  
  この紙面を借りて皆様にも共有させていただくことで、
  今後私たちが今まで以上にそれらの点を意識して活動していけるようにし、
  それがキャンプに参加する子どもたちや保護者さまの満足に
  つながっていくはずだと考えています。
  
  
  一番多かった内容は、「子どもたちの生活面のサポート不足」でした。
  例えば、
  「虫除けを持参したのに虫さされがひどかった」
  「塗り薬を塗らずに痛くなって海に入れなかった」
  「日焼け止めがあるのに使わず焼けて痛くなった」などです。
  
  
  「子どもたちの主体性を大事にするという方針だとしても、
  その子ができることできないことに応じて声かけやサポートをしてほしい」
  との言葉通り、子どもたち自身がより「あそび」に向かい、
  キャンプを楽しんでもらえるようにするため、
  私たちスタッフ・Gリーダーもできる限り一人ひとりのことをよく見て、
  適切なサポートをしていきたいと思っています。
  
  
  次に多かった内容は、
  「自然の中のあそびで自分の思うようにいかず残念だった」ことでした。
  例えば、
  「クワガタがつかまえられなかった」
  「小さい魚しか釣れなかった」など。
  
  その子が感じる残念な気持ち、悔しい気持ちも大切な体験だと思っています。
  が、自然の中で起こる偶然の出会いまでエスコートできるような力も
  必要だと思っています。
  
  
  その他、「送迎が大変」「参加費が少し高い」
  「フェイスブックをもっと更新してほしい」「食事内容が乏しいのでは」
  などの声もありました。
  
  
  紹介させていただいたのは一部ですが、ほとんどに「人」が関わる内容でした。
  
  つまりそれは「人」が変わり成長することで改善できるということであり、
  やはり「人」の成長が団体の成長・発展につながることだと前向きに捉え、
  努力していきたいと思いました。

  
  
  今後ともガイア自然学校の活動にご指導ご鞭撻いただきます様、
  よろしくお願い申し上げます。
  【文:守屋 謙】